星うさ 大亜美 夜美奈を中心とした同人サイトです。苦手な方は閲覧されない事をお勧めします。
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つか、もう必要なくね?とも想いながらも突然しつこく思い出したかの様に更新しますw
大亜美・夜美奈記事に拍手パチパチ有難うございましたvvv
も、ホント拍手有難うございます!!
調子に乗ってもいいですか?←殴
そして、星うさ作品に拍手が???!!
はぁぅ。星うさの方がこのサイトに訪問してくれていただなんて・・・・。
驚きです。有難うございます。なんか、星うさも頑張れそうです。。。
それでは、その星うさです。ご興味頂けた方のみお付き合い下さい。
いつになく、文章グタグタですハァ━(-д-;)━ァ...
しとしとと、雨が降る学校の屋上で私は地面に手をつき泣いていた。
いつか見た景色と同じ。
いや、この屋上には何度も来ているのだから
見慣れた景色であるのに。
雨が服を濡らし、髪の先からしずくが滴り落ちる。
雨なのか涙なのか分からない透明な滴が地面に
着いている手の甲に吸い込まれていく。
そうだ、これは前に星野が私を助けようと投げた薔薇を見たときに
”まもちゃん”を思い出し泣いた時と同じだ。
では、顔を上げれば目の前に星野がいる?
「星野っ・・・・?」
名を呼び、顔を上げれば、そこには私が呼んだ人物とは違う小さな女の子が
立っていた。ちびうさだ。
彼女は、私を見つめ微笑むと
「さようなら」と別れの言葉を告げ、いつの間にか現れた衛の手を取り
2人は、私から遠ざかって行く。
必死に呼び続け、大きな声を張り上げようとも上手く声が出せない。
当然その声は、離れていく二人には届かない。
それでも、諦める事ができず名を呼び続けた。
「チビうさっ、待ってチビうさっ」
目が覚めると頬を伝い落ちた涙が枕を濡らしていた。
夢とも現実とも取れ、自分が今寝ているのか起きているのかも分からない。
「どうしたのうさぎちゃん?」
ベッドの足元で寝ていた筈の黒猫が主を心配をして声を掛けるが、反応はない。
「うさぎちゃん?」 薄明るい部屋、猫の影が彼女の瞳に入り込む。
「え?」
しかし、その姿を完全に捉える事が出来ないのは、まだ焦点が合わずぼんやりとしているからだろうか?それとも涙のせいか。
黒猫は心配らしく声をかけ続ける。
「うさぎちゃん大丈夫?随分とうなされていたみたいだけど。悪い夢でも見たの?」
「 …ルナ…?」
「そうよ。私ようさぎちゃん」
「 悲しくて凄く嫌な夢」うさぎはそう答えるとまた瞳を閉じてしまった。
衛と会ったのは土曜日。帰ってきてから、どうも様子がおかしい。
心配したルナは、土曜日にうさぎに会ったメンバーに話を聞くが、皆わからないと答えた。衛とも仲良く話をしていたそうだ。
本人から話してくれるのを待ってはいたが一向に話してくれる様子はなく、日曜日は過ぎた。
そして日を跨ぎ、今の時間は朝の5時。起床の時間にはまだ早いため
もう少し寝かせてあげようとルナはそれ以上は話し掛けず
彼女も主の布団へ潜ると隣で横になった。
彼女の心音を感じる為に。
今日からまた一週間が始まる。
「みんなおはよー」
教室の戸を開けると元気な声が教室に響き渡った筈だった。
うさぎは精一杯明るく挨拶をした。なのに皆の顔は自分の顔を見た途端に曇ってしまった様に見えた。
今朝も同じだった。朝一番に笑顔でおはようと声を掛けても、ルナから返ってくる返事は決して明るい声ではなかったのだ。
始業まで間もなかった為、うさぎはそのまま席に着く。
直後、担任が教室に入って来ると朝のホームルームが始まった。
その後の授業は特に何事もなく進んでいった。
ー月野はなんで暗い顔をしているんだろう。星野も元気がない。
星野の場合は理由が分かるけれどー
昼休みに入り、夜天は頬杖をつきながら空席の一つを眺めてため息を着く。
「夜天君今日は一人なんだ?珍しいね」
美奈子がとても柔らかい声で話掛けてきた。いつもとは違う落ち着いた口調。
「え?あぁ、星野と大気も順調に行けば午後の授業から顔出すんじゃない?」
「そう…。気になる?」美奈子も夜天と同じ空席を見る。
「星野も元気がないんだよ。土曜日のあの撮影の後から」
「・・・そうだね」
美奈子も呆然とただ一人の少女を見つめ
立ちつくしていた星野の姿を思い出していた。
「地場衛…まさか彼まで来るとは思わなかった。あいつは何考えてるの?
星野が自分の事好きだって知っててわざと連れてきたわけ?」
「・・・夜天君。うさぎちゃんはそんな子じゃないわ」
苛立ちを隠しきれないでいた夜天は、美奈子に放ってしまった自身の言葉に後悔をした。
「美奈。そうだった。ごめん。 ごめん…美奈。
こっち(地球)に来るときから分かっていた筈なのに。
美奈に会いたいが為に星野の気持ちを考えてなかったのは僕の方なのに、その苛立ちを月野に・・・」
「夜天君」
「ずっと3人でやってきて、星野はいつも僕達を引っ張ってくれた。
だけ・・・ど・・・」
夜天の言葉尻がだんだんとかすれて聞こえなくなる。
「もう言わないで」美奈子は思わず席に座っている夜天を抱きしめた。
夜天は一瞬たじろいだものの美奈子の胸に力なく倒れ込むと彼女の背中に腕を回した。二人は瞳を静かに閉じる。
ー彼には彼等の友情が私には私達の友情がある。
夜天君の気持ちも星野君の気持ちも、
勿論うさぎちゃんの気持ちは痛い程分かるからー
美奈子は夜天に回している手に想いを込め今まで以上に強く抱きしめた。
ーごめんね・・うさぎちゃん。私、仕事も少しづつ増えてきて夜天君にも
会えて浮かれ過ぎていた。未来の事を気にしているのね。
なんでもっと前にその事に気がついてあげられなかったんだろうー
ツンツン。
誰かが夜天の頭をつつく。「はぁ。何?」
ツンツン。
「もう、今いい所なのに誰?」
「・・・あのさ、二人感傷に浸ってる所悪いんだけどよ。ここ教室だぜ?」
「え?」
「は?」
夜天と美奈子が同時に顔を上げると星野と大気が、亜美とまことがそして教室に残っているクラスメートが二人に注目していた。
「「あっ。否…その…」」
私が生活している中で一番
空に近い場所
高層ビルでも
高い山の頂上でもない、学校の屋上
貴方はこの空のもっともっともっと分からない位遠い星で
生を受け、育ち、この地球へ使命を果たしにやってきた。
そして
自ら名乗っていたとおり流れ星のように私にさよならをして去って行った。
この場所は星野との他愛もない思い出が
沢山詰まっている場所。
そして彼が私に・・・・
一方うさぎはと云うと屋上へ来ていた。
いつもなら天気が良い日はここでみんなとお弁当を広げている時間だ。
今日は清々しい程の青空が広がっているのに、誰もいない。
季節は暑い暑い夏が終わり青葉だった葉が紅だったり黄色だったり茶色だったりと所々紅葉している秋が訪れていた。
屋上から見えるこれらはうさぎの心とリンクしているかのように寂しげだ。
「今朝の夢、なんだかリアルだったなぁ」
休み時間一人になりたいからと心配する仲間達を大丈夫だからと言い残し、此処へ来た。
この場所からいつも空を見上げていた。
ー私、何がしたいんだろう。こんな所来て、色々思い出に浸って
私はずっとまもちゃんが好きだったの。星野からの告白を断ったの
なのに彼が帰った直後から星野の事が気になるなんて。
「好きだなんて」
私は、星野が再び帰って来たあの日から決めたんでしょ?
彼とは良いお友達でいようって。それ以上でもそれ以下でもないって。
私はまもちゃんが好きなんだって。
そう、私には彼しか、まもちゃんしかいないの。悩む事なんてこれっぽっっちもないのよー
小さな胸に何度も衛が好きだと言い聞かせる。
そしてまだ、何も育まれていない自身の腹部に手を当て瞳を閉じた。
空はもう、見上げない。
「大丈夫だよ。ちびうさ。私必ずあんたを産むから」
「おぃ、今なんて?」
「へ?せっ星野っ?」うさぎの後ろには星野の姿があった。
「なっ何でもないよ。そ、それより学校来れたんだ、おっおはよう」
「んな事よりお前今、産むからって…。妊娠してんのか?」
「へ?」
驚いたうさぎは勘違いをしていると訂正をしようと両手をバタバタと横へ振り
「違う」と、云おうとするが星野は「分かったから」という素振りで話を聞こうとしない。
「さっき教室に行ったらおだんごが屋上に行ったって聞いたから。なんか思い詰めてるようだって」
「あ?あぁ?そっそんな感じかな…。違うよーな?」
うさぎは、元気を出して笑顔を作り反論を試みる。
でも、
「衛さんは知ってんのか?」
「へ?何を?」
「だから、おだんごの腹ん中に子供いるんだろ?産むか産まないか悩んでるんだろ?」
「えっと・・何から話せばいいんだろ・・・?あのね、星野…」
「産めよ」
「はっ????」
「下ろすとか絶対ダメだ」
「えぇ?ちっ違っ」「衛さんはそんな無責任な奴じゃないだろう?」
「う、うん…って星野聞いて、まもちゃんとはこの間の土曜日に喧嘩しちゃってそれから電話しても出てくれなくてその・・・」
「俺が一緒に行ってやるから。話辛いんだろ?」
「え?いいよ別に・・・ってか違うし、大丈夫だから・・・ね?」
何度勘違いをしていると言おうとしても、その都度星野の言葉で遮られる。
そして、星野は真直ぐにうさぎを見つめた。
「もしな、もしもの話だぜ?衛さんがそーゆー奴ならキッパリと別れろよ」
「えっ?」
「おだんごとおだんごの子供は俺が面倒見てやるから」
「はっ?ばっばばばば馬鹿じゃないの?さっきから違うって言ってるでしょ?」
「へ?」
うさぎは真っ赤になった。
星野も同じだ。唖然としている。
急に熱が上がったかのように体中が熱くなるのを感じた。
そんな様子を悟られないように一つ、二つと深呼吸をする。
「私のお腹の中に赤ちゃんなんていないから…」
少し落ち着いたうさぎは、笑顔でお腹をぽんっと叩く。
「何も入ってないよ」
「だって産むからって…。」「何度も違うって言いかけてんのに星野が勝手に勘違いして話聞いてくれないんだもん」
彼の周りの空気は、未だ止まっていたが、
急に何かを思い出したか、又は思いついたかのように口を開くと
再び時間が動き出した。
「はっははっ。まっ今のは冗談だからよ。わっ忘れてくれ」
そう言って赤くなる彼。
「その、おだんごの面倒見られる奴なんて余程の『変わり者』じゃない限りいないだろうからその…仕方なく…だ。うん。そう仕方なく」
売り言葉に買い言葉。
うさぎは未来の子供の事だと話そうとしたが
星野の余計な言葉のお陰で腹が立ち、いつもの如く喧嘩になってしまった。
「わっわかってるわよっ。誰があんたなんかに・・・。
面倒見て貰うつもりなんかないわよっ」
一通り互いに言いたいことを言うと、その後は二人共目も合わせられずもじもじと視線を泳がせている。
星野もうさぎも「お腹のなかの赤ちゃんというキーワード」は、このヒートアップしてしまった口げんかをしたが為にそれぞれの頭から出て行ってしまった。
「何で喧嘩したのかわからねーけど、衛さんの事だからちゃんと話せば許してくれるだろう?」
「…うん。そうだね。なんか今の一連の話で驚き過ぎちゃって、悩みも軽くなった気がする」
「俺様のお陰だな。まぁ、いつでも相談しろよ」
「あんたはいつも一言余計なのよね」
でも…。うさぎは星野の顔を真っ直ぐ見る。
「でも、有難う」と一番の笑顔でそう言った。
「あぁ」
「起立」、「礼」、「さよーなら。」「はい。さようなら」
帰宅を急ぐ者、部活へ行く者など生徒達は次々に教室を出て行った。
「うさぎちゃん今日は部活ないからレイちゃんも呼んでクラウン寄らない?」と、
美奈子がうさぎに声を掛けた。
「ん?あっごめん。今日はママに留守番頼まれてるんだ。何か荷物が届くみたいで」
「そうなの?残念~。無念」
「せっかく美奈子ちゃん仕事オフなのにごめんね。また今度誘ってね。じゃぁ、急ぐからまた」
「うん。明日…ね」
美奈子は手を振り笑顔で教室を出ていくうさぎを見送った。
「少し元気が出たみたいだね?」
「夜天君」
二人の様子を見ていた夜天が声を掛ける。
「…そうね。やっぱり星野君のお陰かな?」
美奈子は少し離れた席で今日中に提出しなければいけないレポートを一生懸命書いている星野を見た。
「まもちゃんと会って、ちゃんと謝らなきゃ」
日曜日から憂鬱だった気持ちがまだ完全には晴れていないものの軽くなった心を嬉しく思い。また星野に感謝しながら家路に着いた。
その時誰かに物陰から見られていた事にも気がつかないで。
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ごめんなさい。
次回は大亜美が絡むんですねぇ~♪
た~の~し~み~(≧ω≦)
震えて……待つっ!
まさかのうさぎ妊娠ネタ(違)でしたね。
お互いの気持ちがもどかしくて、切なかったです。
早くくっついてほしいですにゃっ!
早く終わるように頑張りますv
星うさ話なのに、外野が絡んできて外野の方が目立つ変な星うさ作品です。。。早くくっついて、他CP同様にラヴラヴさせたいvv
大亜美も頑張りますvv←←←
綾里さんのサイト更新祭りでウハウハでしたvv
って思って、心の叫びをタイトルにしてみました☆(迷惑)
待ってました♪星うさ☆
そして、さりげなく大胆に夜美奈ですね。
これからどうなるのかドキドキワクワク、ハラハラです★
楽しみにしてます(*^_^*)
コメ有難うございます☆最後にうさこを見ていたのは
誰でしょうね・・・?www←期待を持たせて、期待を裏切るまなかですww
取り合えず?一通りのCPを出していきたいので
次回は、大亜美がお話しに絡んでくる予定ですv
浅まこも出したかったんですが、拙宅設定で星うさがCPになってから
くっつく予定ですので今回は出てきませんけど><
自分で書いておきながら、長っっっって、思ってます・・・・;
でも、まぁ、もう少し?お付き合い下さいv