忍者ブログ

  星うさ 大亜美 夜美奈を中心とした同人サイトです。苦手な方は閲覧されない事をお勧めします。

[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

男達の親睦会?
星うさの続き書いていたんですが、何故か突発的に降って来たネタを投下いたしますww
内部5人と主にその彼達の話。


訪問&拍手ありがとうございますvvvv





残暑厳しい8月後半。
一行はとある旅館に来ていた。

「しかし、都心から少し車を走らせただけなのに、こんなに自然豊かな場所があるものですね」
大気の言葉に隣にいた亜美も頷く。
「緑が多くて癒されますね。勉強もはかどりそうです」
「しかもここ雄一郎さんの旅館なんだろ?すげーな」
「まさか?父のだよ」

古い建物ではあったが老舗旅館らしく趣致である。

「でも、雄一郎さん家に変わりないんだし。凄いわよね」
美奈子も目を輝かせた。

「ここなら星野達も美奈子ちゃんも人目を気にせずにゆっくり出来そうだね」

星野とうさぎの問いに。雄一郎は持ち前の明るい笑顔で答えた。


「でも、良かったのかい。私達までお邪魔しちゃって」
「いいのいいの。せっかくみんなでお休み合わせる事ができたんですもの。ねぇ。雄一郎」
「はい」

雄一郎の実家は裕福らしく、別荘も幾つか所有している程。
この旅館は彼の父親が代々受け継いで経営している。
今回はその一つに前々から皆で遊びに行きたいねと女性陣が計画を立てていた。
そして今回やっと実行に至ったのである。
とは言うものの、この大人数の予定を合わせるのは難しく、1泊だけの旅行。
それでも、皆この日を楽しみにしていた。






「雄一郎さんちょっと聞いていい?」
「なんだい?夜天君」
「今日は、ここに泊まるんですよね?」
「そうだよ。割と良い部屋を取ったんだけど、お気に召さなかったかな?」
「いや。そうじゃなくて・・・・」
「なんていうか。お団子達はどこに行たのかと?」

確かに雄一郎が言うように上質な部屋だ。
窓から見える景色も素晴らしい。
緑は生い茂り、小川が流れている。耳を澄ませば川のせせらぎも心地よい。
都会の喧騒を忘れさせてくれる。


しかし、部屋には暑苦しい男だけ。



「レイさん達の部屋は上の階に取ったけど?」

あっけらかんと答える雄一郎であった。
皆であれやこれやと用事を詰めて合わせた1日なのに、男女別々。
女子の方は元々友達だからいいだろう。
しかし、こっちはどうすればいいのだ。ライツの三人は心の中で、思った。
自分達は一緒に生活していて仕事も一緒が多い。
わざわざと旅行にまで「一緒」に行こうとは思ってもいない。
後の二人は彼女の友達の彼氏達。
紹介されて何時か会っているとは言え、別にそこまで仲が良い訳でもない。
この旅行は何の意味があるのだろう。
だったら各々出掛ければ良かったのではないだろうか。

テーブルの上に用意されている茶菓子をつまみ、お茶をすする音が男5人の部屋に虚しく響く。

「大気お前なんかないのかよ?」
星野が小声で話す。

「え?私ですか?」
「そうだよ。せっかく美奈と来たんだよ。これじゃ何しに来たのか分からないじゃん」
「そんな事私に言われても。あ、浅沼君はどうですか?」

「え?」

美味しそうに茶菓子をつまんでいた浅沼は話を振られ驚く。
彼はきっと期待出来る答えが返ってくるはず。

「僕はこれで良いと思いますが」

(((ここにも天然いたからー)))


「どうしてだよ。お前木野と一緒に居たくないのかよ?」
星野の声は大きくなっていた。

「そっそりゃぁ、居たいですよ。でも、」
もぞもぞと言葉尻が小さくなっていく。

「浅沼ちゃん、もう、男らしくねーなぁ。お前たち「まだ」だったんだな?いいか、この星野様が教えてやる。
男だったらよぉ、好きな女をだなぁ?」

「星野、それ以上は言わない方がいいよ。星野だって最近でしょ」
「なっなんで知って?」
「みっともないのはあなたです」

星野は涙声になっていた。


「星野君。だめだよ。
俺は一番年長者として来ているんだ。成人してるのは俺だけだからね。
いわば保護者だ。君達に何かあったら親御さんになんといったら」

よよよと、此方も涙を流し青春とは、男女の交際とはなんぞやと語り始めてしまった。

((熱い))

「だって、修学旅行じゃないんだ・・・ぜ・・・」

「僕、せっかくなんで温泉にでも浸かってきますね~」

話を振られていた当の浅沼は軽やかに部屋を出て行ってしまった。



((じ、自由人過ぎる))


夜天と大気はこのメンバーで一晩過ごすのかと頭を抱えた。

「ふぅ。なんか長くなりそ」
半ば諦めが入った夜天も茶菓子に手を伸ばす。

「成人している雄一郎さんが一番ピュアですね」




男同士の夜は、やけに・・・長かった。



END



まなか的設定


雄一郎さん・・・れいちゃんに対してのみ敬語。他はタメ語。
         星野君・大気君・夜天君・浅沼君
         熱血・純情・涙もろい。何だかんだいって、やっぱり大人。

浅沼ちゃん・・・まこちゃんに対してのみ一人称が俺。他は僕。男性が目上の人とかによって一人称を使い分ける的な。
         星野さん・大気さん・夜天さん・雄一郎さん
         純情・天然・自由人。でも真面目。結構人の話を聞いてない。

大気さん・・・雄一郎さん。浅沼君。
        ツッコミ役だと本人は思っているが実はつっこまれる方が多い。普段料理はしない。

星野・・・雄一郎さん。浅沼ちゃん
     世界は月野うさぎで回っている。熱血タイプ。だれとでも仲良くできる(はるかさん以外)

夜天君・・・雄一郎さん。浅沼
       この中で一番まとも。意外に真面目で何事もそつなくこなす。スイッチが入ると結構頑張る。全員のツッコミ役。

拍手

PR
COMMENT
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
 管理人のみ閲覧
 
  • 個性が…
  • from: 綾里
浅沼くんのマイペース自由人ぷりに笑いました。
君、なんでそんなにゴーイングマイウェイなの?って。

それで、誰が女子部屋に夜這いにいくんですか?(。-∀-)うへへ

とりあえず、みんなで温泉あがりに卓球して、浴衣はだけでドキドキすればいい!もちろん各CPで!←こらこら
Re:個性が…
  • by まなか |
  • 2012/09/19 13:21
原作の彼を見る限り?結構正義感に燃えるようなタイプに私には
見えたんですが、そういう反面自由人だったら面白いかなぁと思って
MY設定にしてみました。

女子部屋の夜這いは、雄一郎さんが阻止しますwwww
っていうか、雄一郎さんの熱さと、ピュアさ加減に皆は諦めて
誰もこの日は行かれませんでしたwwww
ガールズトークならず、ボーイズトークでもして、意外と盛り上がって
男性陣も仲良くなったらいいな☆

卓球は外せませんねvv
Copyright ©  -- それぞれの恋 --  All Rights Reserved

Design by CriCri / Material by 妙の宴 / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]