星うさ 大亜美 夜美奈を中心とした同人サイトです。苦手な方は閲覧されない事をお勧めします。
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もう、今年もあと僅かですね。
訪問して下さる方、拍手を下さる方、コメントを下さる方。いつも有難うございますv
来年も気まま更新で頑張ろうと思いますv
3月は、オンリーあるんですよね?
行ってみたいなぁvvvv
でも、大亜美本はないですよね・・・><
くぅ~っっ。
星うさ続きです。
ご興味頂けた方は読んでやって下さい。
しかし、もはや自己満足の為だけの連載www
いいんだっ、同人ってそんなんでしょ?←開き直りwww
「さっきからページが進んでいませんよ」
「あっ。そんな事…」「ないですよね?」
大気はキーボードを打つ手を止めて隣で本を読んでいる筈の亜美に声をかけた。
愛しい彼女は、何度話しかけても上の空だった。
今だってそうだ。返事をしたのに、それ以上は話さずに何か考えこんでいる。
「月野さんと星野の事でしょう?」
ピクッと亜美の体が揺れた。やはり、そうらしい。
当の本人たちよりも、仲間達の方が気に病んでいるように見えるのは気のせいではない。
亜美は愛しい人からの視線を感じながらも、俯いたまま思い出したかのような口調で話始めた。
「私、大気さんが帰って来てくれた事が凄く嬉しいんです」
「私も。亜美に会うために地球に来たのですから。亜美?」
本を開いたまま未だ下を向いているが視線はどこへ向いているのだろうか。
しばらくしても顔を上げないのが心配になり髪に触れようとした刹那、亜美がまた口を開く。
行き所がなくなった手は、彼女に触れることなく下ろされた。
「大気さんが帰って来てからうさぎちゃんの様子に気が付いてあげられなかった。
うさぎちゃんは過去も未来もそして現在も一人で悩んでいたと言うのに。
私ったら自分の事ばかりで」
大気の目線からは、亜美の顔は髪で隠れてしまって見えないが、声が涙声になっているようだ。
しばらくして我慢しきれなかっただろう涙が一筋流れ、ゆっくりと頬をつたうのを見て、やはり泣いているのだと分かった。
「うさぎちゃんの戦士の私が主を差し置いて幸せになんか…」
やっとの思いで出した声は最後の方には言葉にもならない。
俯いたままの亜美に、大気はもう一度手を伸ばすと、彼女の少し癖のある柔らかい髪に触れる。
「なまじ未来なんて知るものではないですね」
その言葉に、少し彼女の体が震えたのを指先で感じた。
「夜天から少しだけですが、聞きました。亜美たちは、自分達の未来を知っているんでしょう?
ーと、言っても夜天も深くは知らないみたいですけどね」
そう話す大気に亜美は、驚いた顔を見せる。
「未来は分からないからこそ、人はそこに向かって頑張れるんじゃないかと私は思います。
例えば知ってしまったとしても、その通りになる必要はない。自分がやりたいように、なりたいようにすればいい。
まぁそれが、望んでいる事ならそうなるようにすればいいんですけど。都合の良い解釈かな?」
大気は小さく笑った。
「運命と云うのは時に残酷なもの。しかし、それに翻弄されるだけが人の一生ではないと私は信じたい」
「大気さん…」
大気は目を細め優しく話し掛けた。
「月野さんは、亜美達が幸せになる事を嫌悪するような人じゃないでしょう?」
大気は親指の腹で亜美の涙を拭い自分の腕の中へ収め、ポンポンと頭を叩く。
「亜美達がその事を一番理解しているのでしょう?」
「大気さん」
「私達はお互い素晴らしいプリンセスに仕えていますね。
私も夜天もそして火球プリンセスも星野の幸せは星野自身で掴みとると信じています。
例えばそれが月野さんではなく他の人物だとしてもね。
大事な仲間だからこそ、星野の未来は星野自身で掴み取って欲しい。私達は彼を見守ろうと思っています」
「仲間ってさ、手を差し伸べて上げるだけじゃなく、時には傍らで見守ってあげるのも
大事なんじゃないかと私は思うんだ」
まことの言葉に美奈子は大きく頷いている。
亜美は大気の部屋に来る前にまこと達とクラウンに寄っていた。
レイは飲もうと口元で傾いているティーカップが時が止まったかの様に動かなくなった。
亜美はと云うと、まことからの温かい視線を見つめ返す事も外す事も出来ないでいた。
そんな様子を見て取った彼女は一つ微笑むと亜美とレイを交互に見て話を続ける。
「十代の女の子が色々恋をするのはいい事じゃないか」
「今のうさぎちゃんは星野君が好きなのよ」
「そんな事わかってるわ」
美奈子が口をだすとレイも黙っていた口を開く。
「じゃぁ、未来はどうなるの?うさぎはチビうさちゃんの事を…」
「わかってるさ」
「じゃぁどうし・・・・?」
「未来は一つだけじゃないわ」
ー美奈子ちゃん。
「未来は変わる事もあるって事よ。それを選ぶのはうさぎちゃんよ?
私達じゃない」
美奈子の言葉にまことも続く。
「ここであたし達がいくら悩んだって議論したってしょうがないんだよ。
あたしは、衛さんでも星野君でも、または全く違う男を選んでもそれを受け入れる覚悟を決めたよ」
まことは、レイを見ながら力強く話した。
「私は、無理だわ」
一方、レイはティーカップをテーブルに叩き付けるように置くと尽かさず反論する。
乱暴に置かれた反動で中の紅茶がこぼれていた。
テーブルの上で小さな湖となったアールグレイは独特な香りを当たりに一面に放つ。
「だって私達とちびうさちゃんの思い出はどうなるの?そんな簡単になかった事になんか出来ないわよっ」
「ちびうさちゃんとの思い出は私達にとっても大事な思い出よ。決してなかった事にはならないわ」
美奈子がそう話した。彼女もきっと決めたんだろう。
美奈子はメンバーの中でムードメーカーであり、リーダーでもある。
仲間達は知らないが、彼女には使命の為に自らの手で自身が想いを寄せた相手をも手に掛けている悲しい過去を持っている。プリンセスに対して一番忠誠心が熱い彼女には、自ずと答えは決まった。
「訳が分からない」そう言い残しレイは一人で店を出て行った。
亜美はと言うと、どちらの意見にも同調できず、否、自分の中で答えが導けず、最後まで口を開
く事ができず3人の話をただ聞いている事しかできなかった。まことも美奈子も
それを咎めはしなかった。まことはいち早くうさぎの気持ちに理解を示していた。
そうとも知らず、自分はなんて愚かなのだろうと責めるのだった。
ー私は、分からない。もはや何を悩んでいるのかさえも。
大気は亜美を抱きしめている腕に力を入れる。
「何も方程式のように答えを導かなくていいんですよ。これはテストではないんですから。
月野さんが亜美達を大事な仲間としてみているように
亜美も月野さんをプリンセスと意識せずに仲間として見ればいい。
彼女の人生は彼女自身が決める事。亜美は、亜美の人生を自分で決めればいいんです。
貴方達が、何か私達が知らない事で悩んでいるのは分かっています。
それを無理に聞きだそうとは思いません。
答えが出ないのもまた一つの人生。ゆっくり悩んだらいい」
大気は、抱きしめていた亜美を放すと肩を抱いて視線を合わせた。
彼女も潤んだ瞳で見つめ返す。
「でもね、亜美には月野さん達だけでなく私がいる事も忘れないで下さい。
何があっても、私は亜美の見方です。今後どんな敵が現れても私が必ず守りますから。
私達はお互いのプリンセスから幸せになる権利を頂いているんですよ」
亜美は大気の背中に回した腕に力を入れると胸でしばらく泣いたのだった。
おだんご。
俺は本当は地球に来る筈じゃなかったんだ。
お前の事諦めようとしてたんだぜ?
あの時、別れの屋上で衛さんにお前を守ってやってくれってカッコつけて
言ったのにな。
でもさ、出来なかったみたいだ。情けないだろ?
星の仲間たちにまで、隠していたつもりの気持ちがバレバレ。
皆が俺の背中を押してくれたんだ。だから地球に来る決心が付いた。
前に大気と夜天の生活の為に芸能界復帰を手伝って
やるって言ったのも
地球で俺も可愛い彼女見つけたいって言ったのも嘘。
ついつい、お前の前だと悪態ついちまうけど、俺はお前に…
おだんごに会いに来たんだ。
お前が好きなんだ。
でもさ、やっぱり俺の手の届くような女じゃないんだよな。
一年経てば、もしかしたら衛さんとは別れてるかも?なんて期待を
持って来たのは間違えだったな。
情けねーよなぁ。俺。
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うん。まぁ、みんなの意見が分かれましたねぇ。
でもレイちゃんもホントはわかってるんだろうなぁって思います。
そして、なによりも、大気さんの亜美ちゃん溺愛っぷりにニヤニヤが止まらないぜっ!
亜美ちゃんは内部の中では一番悩みそうですねぇ。
頭がいいだけに色んな事を考えてしまう子だと思います。
自分だけで考えて、わけわかんなくなってもうどーしたらいいの!ってなって、きっと一人で泣いちゃうんだろうなぁ…
そこを大気さんに「一人で悩まないでくださいって言ったでしょう?」って、ちょっと叱られてぎゅってされて泣いちゃう亜美ちゃんとか、もう私が萌え死にます。
ここ最近大亜美書いてなかったから禁断症状が・・・ってw
うさぎちゃんも星野もみんなから慕われているから
星うさ書くなら周りの仲間達の友情とかもちらっと入れたいなと
思っていたので、星うさ以外にも焦点を当てていたら、なんと
星うさ以上に他が目立ってしまった!!!と云う、駄作です・・・。
亜美ちゃんは、一人で悩んで大気さんにも相談しなさそうですよね。
他の皆もそうだと思うけど、亜美ちゃんは一番あれこれ考えてそれでも答えが出なくてって感じだと思う。それが大気さんと似ていて似ていない所だと。
きっと、そんな亜美ちゃんを大気さんがフォローしてくれるわvvv
しかし、このペースだと完結まで後一年位かかりそう・・・・。