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  星うさ 大亜美 夜美奈を中心とした同人サイトです。苦手な方は閲覧されない事をお勧めします。

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動き出す恋の行方3
こんにちは。
この間は、セラムンアニメ化で取り乱したまなかです。
いまも、ちょっと微妙な気持ちですが、応援したいと思います。


拍手有難うございましたvvとっても嬉しいですv
以下、拍手コメの返信です。



NATSUさん

こんにちは。お久しぶりです。コメ有難うございます。
拍手コメントは次回の記事と一緒にしているのでコメ返しが遅くなってしまいすみません。
好きな作品だからこそ、新しくして欲しくないって気持ちわかります。
私も前のアニメが好きになったので、あのイメージを壊して欲しくないです。
果たして、今の世の中セラムンの世界観を公式で放送できるのか。
ライツがもしでるとしたら、原作同様に、男装の麗人なのかもしれませんね・・。
うぅ・・・><;頑張ってくれ!!!公式!!!
でも、出来たら、ちびうさちゃん達、次世代のお話がみたいなぁって思いますvvvないのかな・・・。
星うさも、応援して下さって有難うございます。
星うさがくっつくといってはじまって、なかなかくっつかないお話で申し訳ありませんがwww
これかも付き合って頂けると嬉しいですv


続きより、星うさです。
ご興味頂けた方は、読んでやって下さい。



「驚いたな…」
「あの夜天が地球に残るとは…ねぇ」
「あぁ。いつの間にあんな決心をしていたんだろう。全く気がつかなかったぜ。
んで、大気、お前はどうするか決めてんのか?」
「・・・亜美の事ですか?」

星野は大気の腕を肩に担ぎながら話す。
大の男が肩を組み合って歩いているだけでも目立つというのに、ましてや一人は怪我を負っている。
そして、二人は芸能人。
平日の昼間であるから、学生等はいないけれど、すれ違う人々が「もしや?」と頭に?マークを
浮かべて歩き去っていく。
人の目に慣れている二人は、その程度の視線など気にならなかった。

「そうですねぇ。私は夜天とは逆で亜美を私達の星に連れて行こうかと考えていたのですが・・・」
「金木星にか?」
「えぇ。でも、もう少し考えます」
大気は、微笑んで答えた。
「そう・・・か。なんかあいつらはいつまでも一緒にいたほうが良さそうだしなぁ」
「そうですね」

アイドルらしからぬ傷をあちこちにつけながらも清々しく笑う大気の横顔が星野には眩しく感じた。
二人の間で少しの沈黙が訪れるのかと思いきや、大気は話を続けた。
「星野は?」

まさか、自分に振られるとは思わなかった星野は動揺するが
大気は、星野にうさぎに自分の想いを伝えられるのかと再度訊ねてきたので答えないでいるわけにはいかず。

空を仰いだ。
透き通った青空に、目が眩む。
二人の笑顔は、この空のせいだろうか。

「俺か?さて、どうすっかな・・・」


衛がいようがいまいがうさぎを守るという気持ちに揺らぎはない筈だった。


「運命の相手とやらが気になりますか?」

だがそれは、彼女にとって余計な世話なのかもしれない。
星を立つ時の決心は、実際の二人を見て崩れようとしているのか。
果たして、自分のような一戦士如きが、地球の王子と月の王女の間に割って入っても良いのだろうか。


「・・・まぁな・・・」


それ以上は、答えられなかった。
星野の中でも気持ちに整理がついていないからだ。
うさぎを見ては、彼女を優しく包み込みたい気持ちが大きくなり、離れてはなんとも言い表せない感情に飲み込まれる。
大気も、それ以上は聞かなかった。




「あっ、もうここまでで大丈夫です。有難う」

大気の謝礼の言葉で、いつの間にか大きな病院の前まで来ていた事に気がつく。

「中まで行かなくていいのか?」
「さっきからだんだんと人が増えてきましたしね。病院の中までファンの方々が入ってきたら他の方に迷惑でしょう?星野は目立つ。それに貴方はもうそろそろ現場に向かわないと遅れるのでは?」

周りを見渡して見れば、確かに後を追ってきたであろう若い少女達が自分達を囲っているようだ。
彼女達は、神妙な顔をしている星野と、怪我をしている大気には声を掛けづらかったのであろう。
おろおろと落ち着きなく自分達を見ていた。

病院の前に設置されている空へと伸びている時計台に目をやると、星野の顔に焦りが現れた。

「やべっ。マンションに迎えに来てくれる時間だ」

仕事場への送迎は、車が出される。
この日もライツの付き人が彼等のマンションへ星野を迎えに来る約束をしていた。
もう、後5分としない内に到着するであろう。
この病院から自宅マンションへは、走ったら10分位で着くだろうか。
それとも、この病院へ来て貰うように頼もうか、考えるより急いで戻った方が賢明かと答えがでた星野に
何故か大気が引き止めた。
彼が、早く帰った方がいいと言ったのに。

「 あっ・・・と、一ついいですか?」
「ん?」
「夜天は運命を変えるらしいですよ?」
「あぁ、俺もちゃんと聞いてたよ」
「ならいいんですけど。さっき呆けていたようなので」
「何か言いたそうだな?俺がおだんごを衛さんから奪えってか?」
「いいえ。私は夜天の話をしたまでです」

ーお前の話は遠回りでわかんねーんだよ

じゃぁな。と立ち去ろうとする星野に、またも大気が呼び止めた。
星野は、焦れったそうに溜め息混じりの返事をする。

「もう行くっつーの」
「私も夜天も星野の真っ直ぐな所が好きですよ」

時間にしたら数秒もなかったと思う。
一瞬、星野の前を風が横切ったように感じた。

「・・・・お前なぁ。男に好きって言われても嬉しかねーよ」


そうは、言いながらも大気には、星野に笑顔が見えた気がした。
走り行く彼に、大気は投げかけようと思った言葉があるのだが、これ以上引き止めると
星野が本気でキレるかと思ったのと、例えどんな言葉を掛けても気休めにもならないと思い、
飲み込むことにした。



「運命を変える」




それからニ週間が経ったがダイモーンは現れなかった。
スリーライツの3人は全国ツアーが始まり、また学校を休む日が続いた。
大気は結局、骨には異常がなかったものの捻挫をしていた為、一部ダンスが入る曲があったのだが
あまり動かなくてもいい様にと大幅な振り付け変更がなされた。
FANの皆には、自宅マンションの階段に躓き、怪我を負ったと話す事にした。
勿論、事務所にもそう伝えるしかない。不信感を抱いたようだが、大気の事だから嘘ではないのだろうと
最後には納得してくれた。

そして授業日数の確保もしなくてはいけない為、その間を縫って学校には顔を出すという忙しい日々を過ごした。
うさぎは、一様衛と連絡が着いた様だったが、また空元気を装っている。
星野はそんなうさぎを励まし、学校へ行かれない日は電話をするのだった。

友達として。






「レイさん」
「ちょっと、部屋に入る時は・・」
「何度もノックをしたし、入りますよって声も掛けました」
「だからって・・・」

レイはここ最近、何か思いつめている様子で、心配になった雄一郎が部屋を訪れた。
例のウラウンのいざこざがあり、また一人だけ学校が違うのもあってなかなか美奈子達と
会えずにいた。もちろん、彼女達はレイだけを除け者する訳ではない。
寧ろ、何かと声を掛けていたのだが、レイの方に気持ちの整理が着かず、彼女達を避けていた。
うさぎは、どちらの言い分も知らされる事はなかったのだが、なんとなく自分のことではないのかと
気がつき始めていた頃だった。

何時もなら勝手に入ってきたと、怒るレイだったが今回はそれすらする元気もないようだ。
堪らず、彼女に声を掛ける。

「最近元気がないようですから少し心配になって。うさぎさん達も遊びに来ませんね。 喧嘩でもしました?」
「べっ別に雄一郎には関係ないじゃないっ」
「そんな事はないです。レイさんの悩みは俺の悩みでもあるんですから。それに聞くだけなら俺にもできますよ」

雄一郎は優しく微笑んだが、質問は直球だった。そして、テーブルを挟んでレイの前に座る。
すっかり腰を下ろしてしまい、話さないとこの場から離れてくれそうになく、観念したレイはふぅと一つ溜め息を吐いてから話しを始めることにした。

「うさぎがね。衛さんより星野君の方が好きになってしまったのよ」
「えぇ。何となくですがこの前の撮影見に行った時そう感じました」

雄一郎は驚く事なくそう答えた。

「いけない事なの・・・よ」
「どうしてですか?」
「どうして・・・・って・・・・」
「・・・まっ・・・まさか、レイさんも星野君の事を?」

 
この人は、一体。
先程までの言動は、年上らしく頼れるかもと思ったレイだったが自分のこととなると
頭が、斜め上へ行ってしまうようで見当違いの返答に困るときがある。

「ばっ馬鹿っ。私はあんたと付き合ってるじゃないっ。星野君の事は好きじゃないわよ。そう言う次元の話じゃないの。もっとこう」

話たいのに話せないのだろうか、迷っているレイを見つめる。
雄一郎の勘違いはあっさり解決したようだ。


「俺は、前々から感じていたんです。レイさんがどこか遠くへ行ってしまうんじゃないかって」
「・・・?馬鹿ね。私はいつも何時までもここにいるわよ」
「えぇ。確かにレイさんはこの火川神社にいる。でも、近い将来、いや遠い未来では此処にいない。いや、俺がいないのかな。うさぎさんの話もそれに近い感じがします」

この人はきっと何かを気付いていると感じた。
ずっと、レイの事を見てきたのだから、何も思い当たる節が無いわけがない。
そろそろ本当の事を話しても良い頃合だろうか。

「 雄一郎は、運命って信じる?」
「運命ですか?」
「そう。運命」
「う~ん。ここに置いて貰ってる身でこんな事を言っていいかわかりませんが、自分に都合の良い運命なら信じるかな?」
「それじゃぁ、占いみたいじゃない?」
「ははっ。確かに」

二人で少し笑ってみた。

「運命ってなんでしょうね?」
「分からないわ」
「そうですね。分かりませんよね。そもそも運命なんてものはないんじゃないかと俺は思いますが?」
「私はあると思っているわ」
「レイさんが言うのならありますね、運命」

「あんたね」
「ははっ。例えば俺とレイさんの間に運命があるとしたら俺たちは添い遂げる事はない」

思いもよらない雄一郎の言葉にレイは固まる。

「ははっ。なんかそんな感じがしただけです。なんかレイさんには俺なんかとは違う相手がいるよう・・・」
「バっカじゃない。何それ?そんな運命なら変えてやろうって気はないの?夜天君はねぇ・・・いや、
なんでもないっ」


言おうと思った事は、喉まで出掛かって言えなかった。
レイはいた堪れず家を飛び出す。

「雄一郎の馬鹿っ。なによ意気地なし」

しばらく走ってから足を止めた。

「私がみんなに反対した事だ。うさぎと星野君の事」
ちびうさが脳裏に浮かぶ。

ー衛さんとうさぎが築くクリスタルトーキョー。そこにはちびうさがいる。
そしてそこは、かつての月の王国の様な長寿の未来。
繰り返された運命の末。
そこは、自分達にとって、望む未来なのだろうか。

「ジェダイト・・・だっけ?嘗てのマーズが愛した人物・・・」

だって、うさぎは衛さんではなく、星野君の事を想っている。
私も、マーズが愛したというジェダイトではなく、雄一郎が好き。そもそも、もうジェダイトはいないわけだが
思わず彼に運命なんて変えろと言い放ってしまったー

「自分だけ、都合がいいわ」

いつの間にか、うさぎ達の学校の近くまで来ていた。
引き返そうかと思った時だった。
レイの目線の先に背の高くあきらかにここの生徒ではない男が正門の前に立っているのが映った。

「レイ?」
その人物はレイの名を呼んだ。

「あっ、 衛さん?どうして此処に?」
「うさこに直接会って話をしようかと思ってね」
「・・・そう・・・」






「もう、星野ったら心配し過ぎだよ?」
「でも、この間なるべく一人にならないってみんなで決めただろ?」
「確かに決めたけど、最近ダイモーン現れてないじゃんっ。」
「うさぎちゃん、わからないわよ!もしかしたら、この校門を出た所で狙い待ってるかもしれないじゃない。ねぇ~。夜天君っ」
「ちょっと、だからってこんな所で腕なんて組まないでよ。皆が見てるじゃん」
「ふふ。まぁまぁ。2人とも」
「そうです。この間亜美が襲われたように、一人だと危ないですからね」
「だからって、皆一緒に帰らなくてもいいんだぜ?なんでお前達まで、おだんごの補習が終わるの待ってるんだよ。俺だけでいいだろう」



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COMMENT
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  • 無題
  • from: 綾里
がんばれ!星野!
「私も夜天も星野の真っ直ぐな所が好きですよ」って大気さんのセリフに私も便乗する!!

『運命』なんてちょっとした事で変わるんだよ!!
『運命』ってすごく楽な言葉。
そう言われたら納得してしまうのは人の性ですかね?

うーむ…雄一郎さんてやっぱり大人だなぁ…
レイちゃんをあわあわさせるなんて……さ・く・し♪(違)

まもちゃんがレイちゃんを呼び捨てにした事に衝撃ww
Re:無題
  • by まなか |
  • 2012/07/11 05:25
>『運命』ってすごく楽な言葉。

自分で考えた結果、答えにたどり着かなかったので、そのままをキャラクター達の
会話にしてみました。運命って、結果論なのかなぁ・・・なんて思ったり。

雄一郎さんはなんだかんだいって、一番大人ですよね☆
マイ設定では、男性陣の中で一番精神的にも肉体的にもw大人設定。次点まもちゃんかなv
大気さんは、ああ見えて結構子供ww

まもちゃんて、レイちゃんの事なんて呼んでましたっけ???
亜美ちゃんはアニメで亜美ちゃんって呼んでたから、ちゃん付け??
原作では美奈の事をたしか、呼びつけしてたような・・・(読み返したり、調べたりしろよ。まなかっ)
あらららら???
私、やっちゃった・・・・??wwww
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